創価大学法科大学院は、創立者池田大作先生の示された「人間教育の最高学府たれ」「新しき大文化建設の揺籃たれ」「人類の平和を守るフォートレス(要塞)たれ」との建学の精神に基づき、次のような法曹を育成していきます。
(1)まず、本学の基本理念であり伝統、校風ともなっている「人間教育」の真髄ともいえる少人数教育を徹底し、学生と多彩な経歴・経験を有する教員との人的触れ合いの機会を多く設けることにより、かけがえのない人生を生きる喜びや悲しみに対して深く共感しうる豊かな人間性を備えた法曹を養成していきます。
(2)次に、法曹としての必須の基礎力を習得し、確固たる実力を備えた法曹を養成する。すなわち、高度の専門的な法律知識、幅広い教養、国際的な素養及び法曹としての責任感と職業倫理を備えた法曹の養成をします。
(3)その上で、本学の建学の精神に照らし、次のような特色ある法曹の養成を目標とします。
国民生活に密着した諸問題の中で今後、多種・多様な法的紛争が発生することが予測されます。一般生活上生起する種々の法務に習熟し、的確に処理できる資質・能力を備え、生活者の身近にあって、その立場に立って問題の解決を図れる人間性豊かな法曹が養成されます。「国民の社会生活上の医師」ともいうべきそのような法曹は、人間教育の伝統、校風の脈打つ本学においてこそ、適切に養成しうるものです。
今後、複雑化・混迷化する国際社会にあって、人権感覚に優れ、平和の理念を堅持した法曹の国際舞台での活躍は大いに期待されます。また、国内外における人権問題はますます多様化し深刻化してきています。このような状況下にあって、人権と平和の理念を深く体現し、国際機関、人権機関等において活動できる法曹が養成されます。そのような要請に応えるために、人権と平和の理念をより深く理解・体現し国際人権機構、人権NGO等における業務に関連する法務に習熟した法曹を養成していきます。
今後社会のあらゆる分野において国際化が進み、取引や交渉はもとより、種々の法的紛争も国際的な広がりをもつようになる。また、知的財産権をめぐる法務や紛争も多発することが予測される。このような時代に要請されるのは、渉外・企業法務や知的財産法の実務に習熟するとともに、国際的視野に立ち物事を判断する能力である。米国で弁護士・弁理士として活躍している教員や米国で法曹資格を取得し渉外実務の第一線で活躍している教員等によって、そのような能力を備えた法曹を養成していきます。